人生で必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ
冬晴れの透明な空気に暖かな陽射しが、子ども達を自然とお外に誘います。子ども達はそれぞれに自分の思いを実現するために、時には一人、時には少人数、時には大人数で遊んでいます。
「きょうはどこにもこおりがないや」
「こおり」がちょっとしたブームになっていて、バケツやプラケースにお水を仕込んだりしている子もいます。花壇や水道、他にもお水がありそうな場所を探してみますが、少し暖かい今日はどうやらどこにも「こおり」は見当たらない様子。
「おとしあなつくってるからさ、できたらちょっとおちてみて!」
年少さん、年中さん、年長さん一緒になって穴掘り中。「人生で必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ(ロバート・フルガム著)」という本もありますが、そのタイトルに子どものお外遊びのなんぞやが全て凝縮されていると思います。靴に入った砂の分だけ日々学んでいます。
「みて!えんちょうせんせいよりたかいよ!」
ジャングルジムのてっぺんは居心地の良いスペースの一つ。最初はなかなかてっぺんまで登れなかったけど、慣れたら何回も何回も繰り返しを楽しみます。いずれジャングルジムに登らなくても自分より大きくなったりもするんだろうなあと。
「アスレチックつくってみた!」
廃タイヤを使ってなんだかルートを作っています。子ども達「落ちたら戻る」とかルールも作ったり。スタート地点は遊具の端っこから繋がっていたりするので意外に子どもの「ひらめき」は攻略が難しかったりもします。
「おたからみつけたよー!」
園庭で遊んでいると色々な発見があります。ちょっとした木の枝でもカッコイイ剣だったり、まるっこい石ころでも宝石だったりします。「これ何かに似ている!」の想像力がお宝になって嬉しく感じる過程ってずっと大切にしていきたいものです。
今週から個人面談期間。来る進級、進学に向けて一年間のお子様の成長をご家庭と共有していますが、「できなかったことができるようになった」本当に大きな成長のあった一年だったと思います。
これからもその時期その時に、子ども達にどんな育ちが芽生えているか、できることは何か、どんな支えが必要か、職員で知恵を絞り、適切な環境作りをして参ります。引き続きよろしくお願いいたします!